定例会

【FCAJ2017第2回MTG報告】イノベーションを生み出す場のエッセンス

5月26日の第2回ミーティングは、日建設計NSRIホールで終日開催しました。午前の部はFCAJ入門講座、午後の部は、一般社団法人化1年目の定時総会を開催。新たに3名の理事を迎えました。新理事3名はそれぞれにFCや場に造詣が深く、今後のFCAJの各種プログラムを力強く牽引してくださるでしょう。どうぞご期待ください。
午後の2つめは本年度第2回定例ミーティングを「イノベーションを生み出す場のエッセンス」と題して開催。日建設計NADがテーマオーナーとなって、改めて「場」について考えました。

【フューチャーセンター入門講座】
今年度からメンバーとなった5社だけでなく、異動等により今年度からFCAJミーティングに参加する既存メンバー企業のニューフェイスのために、入門講座が開催されました。
① FCAJの概要、「WISE PLACE」7つのP
② これまでのFCAJ活動紹介、過去のマスタークラスの紹介

【第1期定時総会】
・定時総会の開催と新理事の紹介

【第2回定例ミーティング】
・テーマ; イノベーションを生み出す場のエッセンス
・プログラムオーナー;日建設計
・プログラム(抜粋);
イントロダクションとして、FCAJ代表理事 紺野登より「イノベーションを生み出す(賢い)場のエッセンス」と題したプレゼン。知識創造のプラットフォームとなる場をいかに形成するか、その重要性が示されました。

  1.  インプットセッション
    テーマオーナーである日建設計NAD塩浦氏より「場におけるソフト/ハードの持つ力」と題して、場=f(空間×人間×時間×手間)という切り口から現代の「空間」に対する深い洞察を伺いました。その中で、「21世紀のワーカーのための“場所”はまだ発見されていない」という氏の言葉にハッとさせられます。
    その後、5名の登壇者により場のエッセンスが語られていきます。
    日建設計NAD安田氏からは、新たな出会いと気づきの場、社会の実験場として機能するブリックスペースの重要性が語られます。
    コクヨ齊藤氏からは「Well-being×イノベーション」と題して、場の持つインパクトが語られます。
    三菱地所エコッツェリア協会の田口氏より、大丸有プラットフォームとしての3×3Labの役割についてお話しいただきました。田口氏の「自社に足りないところを買うことは外注であって、オープンイノベーションではない」という最後の言葉が印象的でした。
    続いて、三井不動産小林氏は、1990年代から働き方改革に着手してきたオーストラリアの「ワーカーと働く場所」事例をご紹介くださいました。
    最後に、富士通総研西尾氏より、数多くのリビングラボの研究から、異質に出会う場の重要性が語られました。
  2. アウトプットセッション
    今回は参加人数が100名に近く、グループワークは困難な状況となりました。このため、インプットセッションを踏まえた場に対する気づきを各自がポストイットに記し、分類・掲示しました。
  3. 定例ミーティング以外の活動報告
    今年3回目を迎える資生堂Link of Life展(今秋予定)では、昨年に引き続きFCAJメンバー企業から共創パートナーを募集。3名の資生堂研究者によるピッチプレゼンが行われました。
    続いてFCAJ理事でもある経産省住田氏より、昨年度からスタートした官民FC開催の背景が説明されました。20世紀にはモノやサービスの供給能力をアップさせる政策が有効であったが、21世紀には需要側を巻き込み目的を共有し実現する政策の必要性が増している。それは生活課題を産業課題、ひいては政策課題につなげる方法論が求められているということでもあります。そうした点を踏まえながら、政策立案に資するためのFCの作法やルールなど、官民FCメソトロジー(FCAJ方式)の展望が語られました。

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FCAJ事務局 向江美緒