定例会

【FCAJ2017第4回MTG2日目報告】関西プログラム「Well-being市場の創造に向けた関西企業と関東企業の共創プロセス」

7月21日は、大阪梅田から始まりました。

<2日目 午前>
大阪人なら知らない人はいないという“ビッグマン”。その真下に開設された阪急阪神ホールディングスが運営するリビングラボ「ルートカフェ」が会場です。この場を今後どのように活用していくか、ルートカフェのステークホルダーも交えて、地域としての “ニーズや共創の可能性”を模索します。このプログラムのファシリテーターは、一般財団法人経済研究所の島 裕氏が努めて下さいました。
【第4回(2日目午前) 定例ミーティング概要】
・テーマ;ヘルスケアのリビングラボカフェにおける共創の可能性
・会場:ルートカフェ
・プログラム(抜粋);

① インプットセッション
まず初めに、阪急阪神ホールディングス 誉田由都子氏より、Well-beingへの取り組みとして「健康寿命がのびる沿線の実現」が紹介されます。現在は、コミュニティ誌やWebでの情報発信、沿線を起点としたコミュニティづくりなど、グループのコンテンツを最大限に活かした取り組みを行っておられます。
続いて、インクロムプラス代表取締役 金田仁二郎氏より、ルートカフェのこれまでの具体的な取り組みの紹介。安全や栄養、医療といった切り口でのカフェワークショップ、毎日スープ1杯の体温アップキャンペーンと銘打った実験についてお話しいただきました。
最後に、FCAJ理事でもあるコクヨ 斎藤敦子氏よりWISE PLACE(賢い場)を構築するための7つのPとスウェーデンマルメ市の事例を紹介。

② アウトプットセッション
ルートカフェから発信するWell-beingのアイデア出しを行いました。発表では、立地のダメ出しもありましたが、物理的に閉じた場のプログラム開発に留まらない、地域のエコシステムを模索するアイデアが数多く出されました。

<2日目 午後>
梅田から新大阪→吹田へ移動し、ダイキン工業テクノロジーイノベーションセンターへお邪魔しました。ここは昨年度の日経ニューオフィス賞(主催:日本経済新聞社 、一般社団法人ニューオフィス推進協会)のニューオフィス推進賞を受賞したセンターです。2015年11月のオープン以来1年8ヶ月で4万人が訪れ、膨大なインプットを経て数百のコラボレーションが生まれ、いよいよアウトプットのアクセルを踏み込む段階にあります。ファシリテーターは、日建設計NAD塩浦政也氏が努めて下さいました。

【第4回(2日目午後) 定例ミーティング概要】
・テーマ;「Well-being×IoT」市場の創造 -都市における企業連携によるイノベーション
・会場:ダイキン工業テクノロジーイノベーションセンター
・プログラム(抜粋);

① インプットセッション
まず初めに、センター長の河原克己氏より施設の紹介があり、空調メーカーから空気・空間のソリューション企業、更にライフサイクルビジネス、生活創出産業へと、地球を飛び出し宇宙へ向かう大きなビジョンが描かれます。
続いて、日建設計NAD安田啓紀氏より、超臨場感技術についてお話しいただきました。超臨場感とは、音や映像、触感など、五感情報すべてにおいて、ないものをあるように体感する技術です。そして、刺激と経験と記憶の関係に言及される中で、「IoTはWell-beingを生み出せるのか?」「如何に幸せに感じるか」といった問いが会場に投げかけられました。
続いて、経済研究所 島裕氏からは、「イイけどなくても困らない」ではなく、「1回使ったら元に戻れない」という不可逆性が新しいインフラのカギになる、とのトークが強く印象に残りました。

② アウトプットセッション
個人ワークで未来のIoTと人間との関わりからユーザーのペルソナを作成し、グループでシェア。さらにグループワークで、7つのPをベースに、ユーザーをHappyにするためのプロトタイピングを行いました。
グループ発表では、IoTの進化によって労働から解放されるユーザー像のほか、逆説的に更に時間を失い生活の質を劣化させていくユーザー像などが示されました。

この定例会の最終プログラムは、ダイキン工業TICのフェローである根岸英一先生(2010年ノーベル賞化学賞受賞)が視察されました。

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FCAJ事務局 向江美緒