【開催報告】2/26 テーマオーナー構想プログラム#2「心理的安全性イニシアチブ」を実施しました

2月26日に富士通のオーナーで、「イノベーションのための心理的安全な場と役員・マネジメント層の関与を考える」ことを目的に、テーマオーナー構想プログラムを実施しました。

参加者からは、「心理的安全性を高めるステップと、マネジメントや経営層にどう声を届けていくかの仕組みが勉強になりました」、「グループディスカッションで異業種のメンバーとの課題の共有を通して自社の文化を外側から見つめることができて、より良くしていくためのモチベーションが高まりました」などの声が寄せられました。

<プログラム>

15:30 オープニング

15:35 インプット「富士通の考える心理的安全性とその取り組み」(富士通)

16:05 パネルディスカッション(前田建設工業、NTTデータ、コクヨ、富士通)

16:35 自己診断 「自社の取り組みや役員・マネジメント層の関与を振り返る」

     <休憩>

17:00 グループ対話①「自己診断での対話 〜自社の文化に関する課題〜」

17:30 グループ対話②「富士通の心理的安全性Playbookの紹介」

                   「行動の振り返りと自身として実践できるアクションの言語化」

18:00 Wrap-up

インプットセッションでは、富士通で心理的安全性デザインプロジェクト(社内名称 Project ExSeed)を推進している平野さんから活動紹介いただきました。役員インタビューや協力を得やすい部署から着手し、PlayBookなどのツールを開発して効果検証を図るなどデザインアプローチも取り入れながら進めていました。その結果、心理的安全性の醸成を図ることは、組織の課題や改善につながる声の表出や、イノベーション・価値創造のベースとなり、自社の変革に向けた各施策の有効度を高めることにつながることが確認されてきています。

その後のパネルディスカッションでは、FCAJ共同代表の山際理事の進行で、前田建設工業、NTTデータ、コクヨ、富士通の4社で自社の取組みと課題について対話しました。個人の原体験や趣味を語り合うことで関係性をフラットにしたり、トップとの座談会を頻繁に開き現場の声(課題)をしっかりフォローするなどの取組みが紹介された一方で、ミドル層へどうアプローチするかやエンゲージメントとKPIとの相関性などの課題も挙げられました。

パネルディスカッションのようす

その後のグループディスカッションでは、ワークシートを用いて、自社の制度と文化とのギャップや、これまでの行動の振り返りとこれからのアクションを考えました。

「まずは協力的な組織を探して小さな取組みからスタートしたい」、「まず自分から歩みよる」、「経営側からのアプローチが必須であるものの、草の根的に進めていけるものも多い」、「ファシリテーション/場づくりへの更なる配慮」、「心理的安全性を高める他社の具体的事例を社内へフィードバックする」など様々なコメントが寄せられました。

グループディスカッションのようす

ワークシート

引き続き本テーマについては、有志で議論を深めるなど継続的に活動していければと思います。